トレースガスアナライザー ケーススタディ
世界中の研究者がCO₂、CH₄、および N₂Oの排出量をトレースガスアナライザーを使用して観測しています。軽量で耐久性があり、低電力のLI-COR社のアナライザーは、研究室、野外、移動中での観測および長期研究の性能を拡大します。 トレースガスアナライザーは、あらゆる大陸の研究者によって使用されています。持ち運びが可能で、風雨にも耐えられるように設計されているトレースガスアナライザーは、次のようなさまざまな用途で正確かつ安定した測定を行うことができます。
- 気候学的研究
- 土壌ガスフラックス測定
- 湿地および湖の排出量
- 長期にわたる大気モニタリング
- pCO₂/pCH₄
- 漏洩排出物の検知
- モバイルモニタリング
- 都市排出ガスモニタリング
- 大面積の排出量観測
①下水処理場におけるN₂O排出量の定量化
フロートシステムに設置された8200-01SスマートチャンバーとLI-7820 N₂O/H₂Oトレースガスアナライザーを用いて、廃水処理施設から排出されるN2Oを定量化する手法を、Severn TrentとLI-COR environmentalが共同開発した事例をご覧ください。
②CO₂同位体測定による植物と土壌の動態研究
コロラド州立大学のMichelle Haddix氏とAaron Prairie氏が、LI-7825 CO₂同位体/NH₃トレースガスアナライザーを用いて、植物と土壌の動態をどのように調査したかをご紹介します。
彼らはLI-7825を、同位体標識育成チャンバーや蓋とポートの付いた瓶を使って土壌実験系を作るなど、様々な環境で使用しました。
③沿岸林への洪水の影響を研究する研究者たち
Pacific Northwest National Laboratory(PNNL)の研究科学者であるBenjamin Bond-Lamberty 氏と Stephanie Pennington氏は、COMPASS-FME* TEMPEST実験チームの一員として、陸域と水域の境界面(TAI)に対する洪水の影響をよりよく理解し、予測するための研究を行っています。
④バックグラウンドCH₄とCO₂の長期大気モニタリング
メイスヘッド大気研究ステーションにおけるアイルランド国立大学ゴールウェイ校のテストに基づき、LI-7810およびLI-7815トレースガスアナライザーが、大気中のCO2およびCH4モニタリングの性能要件を満たしていることが証明されました。
⑤移動式試験設備によるメタン排出のモニタリング
英国国立物理研究所とロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校が、LI-7810トレースガスアナライザーを用いて温室効果ガス排出量を定量化するための移動式測定システムをどのように評価したかをご覧ください。
⑥オクトーバーフェストにおける温室効果ガス排出量の測定
ミュンヘン工科大学のChen教授と彼女のチームが、LI-7810トレースガスアナライザーを使って、オクトーバーフェストと温室効果ガス排出の関係をどのように調査したかをご紹介します。
⑦ソウル大学での二酸化炭素測定
ソウル国立大学統合気候科学研究室のChaerin Park氏と彼女のチームが、LI-850 CO₂/H₂OアナライザーとLI-7815CO₂/H₂Oトレースガスアナライザーを用いて、定置および移動測定を行うシステムを説明する様子をご覧ください。
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