NanoFCM Flare & Auto20
単一粒子レベルでの解析を実現する革新的ソリューション
40nmからの生体粒子を高感度に検出
革新的なLNP解析技術で核酸医薬の未来を拓く
40nmからの生体粒子計測を実現
LNP中の核酸コピー数カプセル化効率
表面リガンド密度の定量による
核酸医薬高機能化
NanoFCM Flare、Auto20は、FDA21 CFR Part11準拠した新しいフローナノアナライザーです。
散乱光を使用した独自の解析手法により、40nmからの生体粒子を高感度に計測することが実現しました。細胞外小胞(EV)の研究においては、直径40~150nmにおけるEVの多パラメーター分析に対応し、かつ、単一蛍光を十分に検出することが可能です。
さらに、NanoFCMのソフトウェアは蛍光粒子と非蛍光粒子のゲーティング解析によって、それぞれのサイズ、濃度、全粒子に対する割合を容易に解析することができます。
NanoFCM フローナノアナライザーは、以下の特長によりナノメディシン(核酸医薬)の包括的な特性評価プラットフォームとして優れています。
- 高分解能: 粒子径や表面リガンド密度などを単一粒子レベルで精密に検出
- 高感度: 微量の薬剤含有量や薬剤封入効率を検出可能
- 高速検出: 迅速に粒子濃度を測定
- マルチパラメーター分析機能: 複数のパラメーターを同時に評価し、複雑な特性を包括的に解析
LNPリガンド密度の定量
葉酸修飾リポソームをモデル系として、各リポソームにおける側方散乱(SSC)と蛍光シグナルを同時に取得し、LNPの表面リガンド密度の解析を行いました。
SSC強度の校正には多分散SiNPを、FL強度の校正には等価可溶性蛍光色素(MESF)が既知の蛍光SiNPを使用しNanoFCMによって得られた高分解能のデータから、サンプルの粒子径とリガンドの密度を定量化することができます。
LNP中の核酸コピー数定量(mRNAコピー数の分布)
siRNA送達のための脂質ナノ粒子
siRNAの分布が不均一なLNPにおいても、粒子当たりのsiRNAの濃度決定やコピー数測定を行うことが可能です。
LNPs cryoTEM<cryoTEMによるsiRNA存在確認>
LNPs NanoFCM<SYTO82(膜貫通型核酸色素)によるsiRNA染色>
mRNAコピー数の測定とカプセル化効率
NanoFCMは高い蛍光分解能を有しており、mRNA-LNPと遊離mRNAそれぞれのシグナル強度を識別し、LNP1粒子の中に含まれているmRNA分子数を定量化することができます。
このデータではLNP1粒子あたり平均して12コピーのmRNAが含まれています。
NanoFCM Flare (FDA 21 CFR 11準拠)
最大2つの蛍光標識(488nm & 638nm)により粒子群を定量化
細胞外小胞(EV), LNP, ウイルスなどの単一粒子を最短1分正確検出
NanoFCM Auto20
オートサンプリング
クリーニング機能搭載
1度に最大20個、最大10,000粒子/分 の計測が可能。オートサンプリングとクリーニング機能を搭載した、ハイスループットモデルです。
幅広いアプリケーションに
対応
最大3つのレーザー、1つの側方散乱光チャネル、3つの蛍光検出器で精密な測定がで可能。精度と多彩な機能の可能性を実感ください。
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