脂質ナノ粒子製造システム(TAMARA)

製品概要
TAMARAとは?

TAMARAは、RNA-脂質ナノ粒子(RNA-LNP)をはじめとするナノ粒子製剤化のためのオールインワン型マイクロフルイディクスシステムです。
スクリーニング(0.2 mL)からin vivo研究(30 mL)まで、1台で対応。プラットフォームを切り替えることなく、同一品質のナノ粒子を生産できます。
2024年のリリース以来、Moderna・Servier・ペンシルバニア大学・パスツール研究所など世界75以上の研究機関・企業に導入されています。
主要特長
TAMARAが選ばれる理由
使い捨てカートリッジ式システムと違い、TAMARAはコスト・効率・品質のすべてで新しいスタンダードを提供します。
スクリーニングから
in vivoまで1台で完結
同一装置でスクリーニング(0.2 mL)からin vivo研究(30 mL)まで対応。プラットフォームを切り替えないため、装置間のバラつきが生じません。
再利用可能チップで
大幅コスト削減
内蔵洗浄プロトコールにより、1チップを10〜30回以上繰り返し使用可能。シングルユースカートリッジ式と比較して、大幅なコスト削減を実現。
ゼロロス設計
RNA回収率90%以上
独自のゼロデッドボリューム設計により、投入したほぼすべての原料がRNA-LNPに変換されます。貴重なRNAや脂質を無駄なく使用でき、コストと廃棄物を最小化。
誰でも2分以内に
製剤化完了
Set → Pipette → Run の3ステップのみ。
マイクロフルイディクスの経験が不要で、初めての方で専門知識がなくても、2分以内に製剤化を開始することができます。
2種類のミキサーを
1チップに搭載
ヘリンボーンミキサー(最速混合・最小LNP・業界標準)とバッフルミキサー(広い製剤化フレキシビリティ)を1枚のチップで切り替えて使用可能。
メイワフォーシスの
充実のサポート体制
導入後も安心してお使いいただけるよう、テクニカルサポート、メンテナンスなど、万全の体制でメイワフォーシスが手厚くサポートいたします。
技術解説
マイクロフルイディクス技術の優位性

なぜマイクロフルイディクスが重要か?
マイクロフルイディクス混合は、RNA-LNP製剤化のリファレンス手法です。流体条件(TFR・FRR)を精密に制御することで、手動混合では実現できない品質を達成します。
- 最良のサイズ制御と高い再現性(TFR・FRR条件制御)
- 高い封入効率(EE 95%以上)
- 優れたin vitro・in vivo性能
- µLからmLスケールまで正確な製剤化
2種類のミキサーを1チップに搭載
TAMARAは、1枚の着脱可能なチップに2種類のマイクロフルイディクスミキサーを搭載しています。
- ヘリンボーンミキサー — 最速の混合で最小サイズのLNPを実現。RNA-LNP製剤化の業界標準。
- バッフルミキサー — 二次流動設計により、幅広い製剤化フレキシビリティを提供。


ゼロロス設計とチップの再利用
TAMARAの独自フルイディクス設計は、投入したほぼすべての原料をRNA-LNPに変換します。高価なRNAや脂質の無駄を最小化し、スクリーニングでのトリプリケートを最小限のRNA(5〜10 µg)で実施することが可能です。
- チップ材質:COC(耐溶剤性)
- リザーバー材質:PEEK(耐薬品性・オートクレーブ対応)
- 内蔵洗浄プロトコールで、1チップを10〜30回以上再利用可能
アプリケーション
幅広い核酸・ナノ粒子・疾患領域に対応
mRNAワクチンからCRISPR遺伝子編集まで、RNA-LNP開発の全領域をカバーします。
対応ナノ粒子タイプ
- 脂質ナノ粒子(RNA-LNP)
- リポソーム・ミセル・ポリプレックス
- 高分子・ハイブリッドナノ粒子
- ペプチドベースナノ粒子
対応ペイロード(核酸)
- mRNA・saRNA・circRNA
- siRNA・miRNA
- CRISPR-Cas9
- アンチセンスオリゴ(ASO)・DNA
- 低分子化合物・ペプチド
研究・治療分野
- 予防・治療ワクチン開発
- 遺伝子編集・希少疾患治療
- 腫瘍免疫・がん治療
- 個別化医療・プレシジョンメディシン
実績ある脂質処方に対応済み:BioNTech(ALC-0315)、Moderna(SM-102)などの主要処方での検証済みプロトコールを提供。
導入実績
世界のトップ機関が信頼するTAMARA
2024年のリリース以来、世界75以上の研究機関・製薬企業に採用されています。
Moderna Servier University of Pennsylvania Pasteur Institute ETH Zurich USC OSE Immunotherapeutics UMC Utrecht University of Santiago de Compostela
「日々の使用を通じてこそ、装置の真の価値が明らかになります。学生たちが他の装置を差し置いてTAMARAに集まるとき、それがすべてを物語っています。TAMARAは研究室で非常に人気の装置です。」
出典: Prof. Raymond Schiffelers
UMC Utrecht 教授 / Nanomedicine ETPN 代表
「私たちの研究室ではTAMARAをナノ粒子製造に活用しており、研究能力が大幅に向上しました。精度・拡張性・使いやすさの点で優れた性能を発揮します。」
出典: Prof. Maria Jose Alonso
University of Santiago de Compostela / Drug Delivery and Translational Research 編集長
「TAMARAをセットアップして最初の模擬運転を実施しました。このシステムのユーザーフレンドリーさ、効率性、そしてシンプルさに、本当に感動しました!」
出典: Dzenan Kovacic
R&D Scientist
stealth biotech company
製品仕様
主な仕様
| 製剤化容量 | 0.2 mL〜30 mL(1台で対応) |
| 最少RNA量 | スクリーニング:5〜10 µg / in vivoマウス:50〜100 µg |
| 封入効率(EE%) | 95%以上 |
| RNA回収率(EY%) | 90%以上 |
| 再現性(CV) | 5%未満(チップ再利用時含む) |
| 製剤化時間 | 2分以内(1製剤あたり) |
| スループット | 最大12製剤/時間 |
| チップ再利用回数 | 10〜30回以上 |
| 搭載ミキサー | ヘリンボーンミキサー + バッフルミキサー(同一チップ・切替可能) |
| チップ素材 | COC(Cyclic Olefin Copolymer) |
| リザーバー素材 | PEEK(耐薬品性・オートクレーブ対応) |
| 保証期間 | 2年間(標準) |
| 製造元 | Inside Therapeutics(フランス・パリ/ボルドー) |
| 日本販売代理店 | メイワフォーシス株式会社 |
よくあるご質問
FAQ
Q. TAMARAとはどのようなシステムですか?
TAMARAは、Inside Therapeuticsが開発した、RNA-LNPおよびその他ナノ粒子製剤化のためのオールインワン型マイクロフルイディクスシステムです。マイクロフルイディクス混合を用いてナノ沈殿ステップを制御し、ナノ粒子サイズ・PDIを最適化しながら封入効率・回収率・生物活性を最大化します。スクリーニング(200 µL)から前臨床バッチ(30 mL)まで1台でカバーする、プラグ&プレイ型プラットフォームです。
Q. TAMARAはどのような用途に使用できますか?
RNA-LNPおよびその他ナノ粒子の製剤化・最適化・製造に使用できます。主な使用例は、脂質組成やプロセスパラメータ(TFR・FRR・N/P比)を最小限のRNA使用量でスクリーニング、in vitro遺伝子発現試験用mRNA-LNPの製造、マウスからNHPまでのin vivo研究用バッチ生成。mRNA・siRNA・saRNA・CRISPR-Cas9コードmRNAのほか、DNA・RNPの封入にも対応。RNA/DNA以外のリポソームや脂質ナノ粒子製剤化にも使用されます。
Q. 対応する容量範囲は?
TAMARAは200 µLから30 mLまで、R&Dの全容量域を1台でカバーする唯一のマイクロフルイディクスシステムです。初期スクリーニング(200〜500 µL)からin vivoマウス試験(5〜30 mL)まで同一装置で実施でき、装置を切り替えた場合に生じる粒子特性の変化を排除できます。競合他社のシステムでは通常2台の装置が必要で、装置コストが2倍になるうえ装置間のバラつきが生じます。
Q. カートリッジ式と再利用チップ式の違いは?
TAMARAは再利用可能なマイクロ流体チップを採用しています。内蔵洗浄プロトコルでチップを洗浄し、1チップあたり10〜30回以上繰り返し使用できます。複数回の製剤化を行うラボでは、シングルユースカートリッジ式と比較して大幅なコスト削減が期待できます。また、使い捨て部品のサプライチェーンへの依存もなくなります。
Q. 必要なRNA量は?
最少RNA量の制限はありません。標準的なスクリーニング(200 µL・トリプリケート)に必要なRNAはわずか5〜10 µg。in vivoマウス試験(筋肉内注射)では1バッチあたり50〜100 µg。TAMARAのゼロデッドボリューム設計により90%以上のRNA回収率を実現しており
Q. TAMARAを使用するには、ナノ粒子に関する事前の専門知識が必要ですか?
いいえ。TAMARAは、マイクロ流体工学やナノ粒子製剤のご経験がない研究者でも利用できるように設計されています。SM-102(Moderna類似)およびALC-0315(BioNTech類似)脂質組成に基づく事前検証済みのLNP製剤プロトコルがすぐに使用できる出発点として提供され、対応するLNPスターターキットが付属しているため、脂質を別途調達することなく初日から製剤化を開始できます。
メイワフォーシスでは、専門の担当者がサポートいたしますのでご安心ください。

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