SPARTA AGISⅠ 単一ナノ粒子ラマントラッピングシステム
SPARTAとは?
SPARTA AGISⅠは、単一ナノ粒子におけるカーゴ分子とキャリアの両方の化学組成をSPARTA (Single Particle Automated Raman Trapping Analysis:単一粒子自動ラマントラッピング解析)法によってラベルフリー解析することができる、新しいナノ粒子解析装置です。
LNPやEV、ウイルスベクター研究における、前臨床開発から品質管理までの幅広い領域の研究に使用することができます。


単一粒子を、つかまえて、調べる。
ラマン分光による新しいナノ粒子解析技術
SPARTAは、一つひとつのナノ粒子をレーザーでトラップし、ラマン分光でその“中身”を詳しく調べる、まったく新しい分析技術です。
特許取得済みのこの技術を使用することで、材料開発や医薬品研究において、これまで見えなかった粒子の個性を可視化し、次世代のイノベーションを加速します。

単一粒子の化学組成解析

動的変化のリアルタイム解析

ラベルフリーでのハイスループットの測定

LNP、EV、ウイルスまで幅広いサンプルに対応

ラマン分光法とは
ラマン分光法は、非破壊的かつラベルフリーな化学分析方法です。この技術は、入射する光子とサンプル内の化学結合との間の非弾性散乱を測定することで機能します。 SPARTAは、このラマン分光法を用い、光とナノ粒子内部の分子との相互作用を分析することで、その化学組成を明らかにします。これにより、個々のナノ粒子を非侵襲的に、かつ本来の環境下で分析することを可能にしています。
光で粒子をとらえる
SPARTAには、785 nmの集束レーザーが搭載されており、ナノ粒子を“つかまえる”ための光(レーザートラップ)と、ラマン分光に必要な光の両方を安定して供給します。
この近赤外レーザーは、粒子にダメージを与えることなく保持することが可能であり、光はすべて装置内部に封じ込められているため、ユーザーがレーザー光に直接触れる心配もありません。


高感度検出システム
ナノ粒子から得られた光を、専用設計の高性能光学システムと検出器によって、正確なデジタル信号へと変換します。
サンプルインターフェース
SPARTAはサンプルを直接システムに導入できる設計のため、面倒な前処理なしにスピーディーな解析が可能です。

アプリケーション

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