全自動小型接触角計 (P200A)
B5サイズ以下のコンパクトサイズで多機能搭載
高コストパフォーマンスモデル
- プリズム式カメラを採用したラボに最適なコンパクト設計モデル
- 自動/手動滴下コントロールシステムを搭載
- 充実した多機能ソフトウェアで簡単自動計測
- 10msからの高時間分解能で連続測定ができます
- 動画対応CCDカメラ/自動認識ソフトを標準装備
測定項目
静的/動的(前進角、後進角)接触角、シーケンス、表面自由エネルギー、表面張力
充実した多機能ソフトウェアで簡単自動計測
フェニックスシリーズは、標準ソフトウェアのみで『静的・動的接触角』だけではなく、『表面自由エネルギー』・『表面張力』・『シーケンス(連続)測定』の自動計測機能も搭載されています。 装置の購入後にオプションで買い足しする必要はありません。
固体サンプル表面上に液体のサンプルで液滴を作成して測定します。固体サンプルの表面上に作られた液滴に光を当てカメラでその画像を捉え、ソフトウェアにて画像解析し接触角を計算しています。
固体表面に接した液滴にシリンジ先端を差し込み、膨らませた吸い込んだりすることで、液滴の界面が前進、後退する時の接触を測定します。
固体表面の化学的組成の均一性、表面粗さ、分子配向などに依存し、高い撥水性表面はヒステリシスは極めて小さくなります。
製品チェックなどクリーニング評価で用いられています。
液滴の浸透性を30秒毎に連続して測定することで、経時変化を解析できます。
3種類の溶液で接触角をそれぞれ測定し解析します。
固体サンプルの表面自由エネルギーを測定することで、3種類のサンプルの中から、その固体表面と最も親和性を持つ他のサンプルがわかります。
固体の持つ表面自由エネルギーと同じエネルギー値を持つ他のサンプルを接触させると良好な接着が起こるといわれています。
ニードルの先端に作製したしずくを、CCDカメラで記録し、その画像から表面張力を算出します。
ワンクリックで液滴の形状から表面張力を算出するため、微量で計測ができます。
ペンダントドロップ法での測定は、プレートを使用した表面張力計と比べ、プレートに濡れにくい高粘性溶液やポリマー溶液などに適しています。
10msからの高時間分解能で連続測定ができます
速い浸透でも正確に経時変化を捉えます。 ※P300での測定
<測定サンプル> 液体 : 水 / 基板 : 研磨クロス
動画対応CCDカメラ/自動認識ソフトを標準装備
計測は動画対応CCDカメラに記録した画像を標準ソフトにて自動計算。従来型接触角計のように、目視による測定値の読取間違いを防ぐことができます。
また、自動計測システムは読取の個人差を出しません。読取にくいサンプルがあっても、独自の「Verifyモード」にて10フレームの画像を連続取得しその中で最適なものを自動認識して数値を読み取ります。
LED光源採用で、より高度な測定を実現
従来型接触角計のハロゲン光源の場合は、熱によって液滴が蒸発し小さくなってしまうため、角度読取りができないなど、測定値に影響を及ぼすことがありましたが、PhoenixシリーズはホワイトLED光源採用によって液滴蒸発を防ぎ、測定値への影響を与えません。
ディスポーザブルシリンジでコンタミを防止
ディスポーザブルシリンジを採用し使い切りのため、異なった液での測定でも混ざり合うことはありません。ポンプ式のように測定毎のクリーニングは不要です。ガラス製シリンジも使用できます。 取り付けはワンタッチで簡単に装着できます。